名古屋で働くユーザ系SEのブログ

ジャンルにこだわりません。

【ExcelVBA】XBRLからデータを取得する(後編)

こんにちは、ippanseです。
前編ではXBRLの構造についてお話しました。
後編では実際にXBRLからデータを取得する方法を紹介します。

準備
XBRLはXML言語で記述されています。
その構造を読み込むための参照設定が必要です。
メニューの「ツール」ー「参照設定」から「Microsoft XML v6.0」を追加しましょう。
キャプチャ

コード
例として今期の売上高を取得するコードを書きます。
詳しいことは省略しますが、
・売上高のタグ(jpcrp_cor:NetSalesSummaryOfBusinessResults)かつ
・今期のコンテキスト(CurrentYTDDuration)
の値を取得しています。


プログラムのフローは非常に簡単だと思います。
興味があればトライしてみてください。
(2016-10-08)
 

【ExcelVBA】XBRLからデータを取得する(前編)

こんにちは、ippan_seです。
今回はExcel VBAを使ってXBRLからデータを取得する方法を紹介します。
ボリュームが大きくなりそうなので前編と後編の2回に分けます。

やりたかったこと
それは「 大量のXBRLを1クリックでエクセルファイルに変換する 」です。
巷のフリーソフトでXBRLの解析ツールがありますが、どれも手動で1ファイルずつ読み込むもので 非常に時間がかかります。
例えば、10社分の決算書を3年間分読むならば、
1年に4つの決算書 × 3年分 × 10銘柄 =120
と120ファイルも手作業が必要です。
そんなことやりたくないので自作しちゃいました。

そもそもXBRLとは
eXtensible Business Reporting Languageという XML言語 で書かれた決算情報ファイルです。この中に売上高や経常利益などデータが記載されています。
XMLなのでタグ構造をしており、それぞれのタグには タグ名 コンテキスト名 データ があります。
以下が例XBRLのタグの1つです。 
この例ですと、タグ名は jpcrp_cor:NetSalesSummaryOfBusinessResults (売上高)
コンテキスト名は contextRef="CurrentYearDuration" (今年度)
データが 262324000000 です。(値)

そして最大の特徴ですが全てのタグは タグ名 コンテキスト名 の組み合わせで 一意に識別 されます。つまり、上記例ですと タグがjpcrp_cor:NetSalesSummaryOfBusinessResults で、コンテキストが contextRef="CurrentYearDurationという組み合わせは1つしか無いのです。
希望のデータを取得するためにこの特徴を利用します。

それでは前編は以上です。
後編では取得手順の具体的な方法を紹介します。

須田慎一郎 『サルに負けない投資戦略』の感想

ブログネタ
読書 に参加中!
こんにちはippan_seです。
今回は『サルに負けない投資戦略』の読書記録です。

まず感想を行ってしまいますと、"面白くない"です (^^;)
正直他の本に比べると内容が薄いです。
ありきたりな内容の寄せ集めに、少し事例を交えて書いてあるだけのことでした。
もっと実用的な内容を知りたいと思い選んだ本ですが期待はずれでした。。。

では、内容です。
インデックス商品はやめようよう
インデックス商品は市場が右肩上がりであることを前提に利益が発生する商品であり、
市場全体が右下がりだと利益は期待できません。
過去十数年見ても日経平均株価は右下がりで、今後回復する見通しはありません。
よって、その影響を受けてしまうインデックス商品はやめよう。

でも実は上がっているのも多い
過去10年の日経平均株価は下がっても、実は東証1部企業の48%は株価上昇している。
中には株価が10倍になっている銘柄もある。
このことから、インデックス投資ではなく個別銘柄を自ら選定すれば利益は期待できる。

下がるとわかっているなら空売りで儲けろ
どうも日本人は、「企業の業績が危ないから手を出さない」傾向が強いようです。
日本以外では、「企業の業績が危ないから、下がるのは確実」と空売りをして、下がるのを待つのだそうです。
外資系の証券会社のゴールドマン・サックスでは企業のネガティブ情報を専門にリサーチする部門もあるんだとか。
これも重要な投資法です。

以上、読書記録でした~。
(2016-05-03)
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