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こんにちは、ippan_seです。

先日はじめてHIV検査をしました。
この体験を共有して、HIV検査の敷居を少しでも低くしたいと思います(`・ω・´)ゞ

検査場
まず検査場は以下のサイトから選びました。全国の検査場が調べられます。
私はアクセスもよく、日曜日に検査でき、結果も当日にわかる栄サンサンサイトを選びました。矢場町ナディアパーク デザインタワー9階です。

予約
ここは完全予約制でしたので、スマホで予約しました。
予約には以下の情報を入力します。
・メールアドレス
・予約日時を選択
・性別(※)
・年齢(※)
※性別と年齢は必須項目ではありません。
完了後に予約番号が表示されるのでメモしておきます。(メールでも通知されます。)
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この番号が当日必要になるので必ずひかえておきましょう。

当日の受付
予約した時間に受付に行き、予約番号を見せます。
スタッフの人から受付番号が記載されたカードを渡されます。
この受付番号だけで被験者を識別します。(氏名や住所、身分証明書など使いません)
その為、このカードは非常に重要で、もし紛失したら検査結果は教えてもらえません。

別室で説明
混雑具合により待合室で待機します。
待合室は大きめの部屋で飴とかお茶とか自由に飲めます。
私が待機していたときには、若い男女が10人位待っていました。
しばらくすると受付番号で呼ばれて別室へ行きます。
ここで私とスタッフの一対一で説明してくれます。

まずAIDSの基礎知識
・現在の医療技術で完治不可能
・しかし、治療をし続ければ、感染しても一生発症させることなく、寿命まで生き抜くことができる。
・AIDSの支援団体が沢山あり、相談や金銭面など支援してくれる

次に検査の流れについて
 1.検査方法の説明
  検査方法としてIC法を使います。血液を5ccほど採取しHIV抗体が存在するか調べる方法です。感染行為から3ヶ月以上経過していないと検査結果は当てにならない。

 2.採血
  今まで採血中に気分が悪くなったことがないかなど聞かれます。

 3.待機
  採血してから結果を発表できるまで時間がかかります。
  この検査場では2時間後に戻ってきてくださいとのことです。
  (待合室で待機するか、どこかで時間を潰します。)

 4.結果確認
  結果を発表されます
   HIVに感染していれば陽性(+)、感染していなければ陰性(-)です。
  陽性だった場合は、後日精密検査を受けるよう勧められます。
  検査結果の紙はもらえません。(写メで記録することもできません)

採血
説明を受けた後、すぐに採血をしました。
通常の血液検査と同じで肘の内側から採取しました。
受付に戻り受付番号を見せると、何時に戻ってきてくださいと言われます。

待機
私は近くのカフェで読書していました。

結果確認
2時間後受付に行き、受付番号を見せます。
しばらく待合室で待機ていると、受付番号で呼ばれるので別室に行きます。
ここでマンツーマンで結果発表されます。
私は幸いにも陰性でした。

HIVの基礎知識について説明
結果発表後に基礎知識を教えてくれます。

感染経路
手のひらサイズのクマの縫いぐるみを2体使って感染行為説明してくれます。
 ・精液、膣液、血液、母乳の体液で感染する(唾液、涙、汗、尿では感染しない)
 ・これらの体液が粘膜(尿口や膣、口)に接触することで感染する
 ・肌に付着したくらいでは感染しない

コンドームの使用期限
 ・あまり知られていないがゴムには期限がある(製造されてから3年程度が一般的)
 ・箱には期限が記載されているが、包の方には記載されていないのでわからない
 ・財布にゴムを入れて置くと摩擦で傷つく可能性がある

HIVの検査率
 ・日本では人口の2%と先進国の中で最低水準(ヨーロッパでは人口の50%程度)
 ・感染で一番多いのがゲイの人(全体の7割程度)
 ・日本の風俗で感染する事例は少ない
 ・アジアの貧しい国では生きていくために幼い頃から身体売買をしており、感染する可能性が高い

感染しても子供を産める
 ・母親が感染していても、治療をし、帝王切開で出産すれば子供に感染しない
 ・出産後は母乳は与えられない

行ってみた感想
・スタッフが親切
 HIV感染という逃げ場のない不安を抱えた被験者に非常に親身になって、丁寧に、親切に対応してくれます。また病気、支援団体、感染者の生活など知識も豊富です。とても頼れる方々だと感じました。
 
・意外に若い人が多い
 待合室を見渡すと男女問わず若い人が多かった印象です。
 みんな勇気を出してきているのだと感じました。

・行ってよかった
 検査しなければ症状が出るまで発覚しません。そしてずっと不安のままです。
 少しでも不安があるならば身体のためにも、精神のためにすぐに受診するべきです。
 何事も早期発見、早期治療だと思いました。

それでは以上です。
(2016-10-02)